
医療・医薬
Health & Life Sciences
医療・医薬業界を取り巻く大きな社会変化を
どうチャンスに変えるかに真摯に取り組むファームでありたい

医療・医薬業界を取り巻く環境の変化やクライアントの課題感について教えてください。
世界の医薬品市場は高齢化、慢性疾患の増加、予防から治療・メンテナンスまでの医療ニーズの多様化により拡大を続けています。また、治療法や作用機序も多様化しており、今後も大きな成長が見込まれる市場であることはほぼ間違いありません。成長の原動力は人口増加と高齢化によることは自明の理です。そして医薬品市場はR&Dから販売までグローバルサプライチェーンに支えられた産業であるがゆえに、AIの利活用やM&A/アライアンスが今後ますます進むでしょうし、異業種(IT・デジタルヘルス等)との連携もますます増えてきます。日本の医薬品市場も少子高齢化に伴う社会的構造変化により世界平均や新興国に比べるとそのペースは低いものの、まだまだ成長が見込まれています。
一方で、われわれは今後、国内を中心に官民が力を合わせて長期の構造的変化に対応していく必要がより強まると考えています。日本の製薬や医療機器、医療業界はかつては人口増大に伴う内需の拡大によって大きな成長を果たしてきました。その後、経済のグローバル化が進展し、輸出が増え、成長を遂げてきました。実際、日本のGDPにおける輸出額は低いですが、製薬業界は現在、大きく海外ビジネスに依存しています。
また、国内における少子高齢化は、人口増加による市場成長は見込めない上に医療コスト増大を生む大きな社会課題となっています。加えて質の面でも、ジェネリック・バイオシミラーの普及により従来型の特許医薬品からの収益モデルが圧迫されつつあります。
医薬品業界や公的機関を中心としたわれわれのクライアントは、海外では不安定要素が増大し、国内では社会保障領域の予算が逼迫する環境でいかに舵取りをするかという難しい環境にさらされていると、われわれは捉えています。
外部環境を踏まえた時に、EYストラテジー・アンド・コンサルティング(以下、EYSC)として、どのような価値提供を志向しているのでしょうか。
われわれは、パーパス(存在意義)として「Building a better working world
~より良い社会の構築を目指して」を掲げているグローバルファームであり、日本を本拠地としたファームです。
グローバルの趨勢を読み解きグローバル市場を攻略することと同じくらい、国内では少子高齢化による医療福祉の危機という社会の大きな変化をどうチャンスに変えるかに真摯に取り組むファームでありたいと考えています。大げさではなく社会課題を解決せずにその先はないのです。中期的には、今は新薬の購買力の高い先進国も同じ状態に陥ります。つまり日本の社会課題解決を果たすことが、日本社会への貢献のみならずグローバルに展開するわれわれのクライアント企業への貢献にもなると考えています。
医療福祉のその本義は健康と長寿にその目的があるので、極端な話ですが、薬をより高く、多くを売るという発想ではなく、薬を売らずに、予防未病のサービスに事業変換することだってあり得るかもしれません。医療現場の人手不足、終末医療問題、急増する精神疾患、尊厳死、逼迫する企業健保財政など山積みです。限られた予算で国民が本当に必要な医療をどう実現するのか?今一度考える必要があるでしょう。未病・予防・ケアまでも含めた市場の定義すら必要になっているかもしれません。
EYSCへの入社の意思決定における決め手は、パーパスへの共感、そしてコラボレーションを推進する土壌というのが圧倒的多数を占めています。今後、社会の大きな変化の過程で、さまざまなステークホルダーの関与が必要とされますし、多様で高い専門性を有するプロジェクトが増えていくことは間違いないと思います。そのそれぞれの立ち位置と視点や視座に寄り添えるファームが生き残ることになろうと思います。
医薬・医療業界において、われわれの知見やスキルが国内有数であることはクライアントからも高く評価されています。さらに、グローバル、公共政策や地域、他業種も横断した真にクライアントの期待に応えることのできるチームを目指したいと考えています。
EYSCだからこその強みについてはどのようにお考えでしょうか。
他社と比較して、サービスの提供領域は多岐にわたっており、業界有数であります。戦略立案支援はもちろん、専門性の高いプライシング戦略から、上市支援、多様な疾患に対応するマーケティング支援、DX、ガバナンスなど枚挙にいとまがありません。新卒やコンサルファームからの転職者はもちろん、医師や薬剤師、製薬業界や公共機関など多様なバックグラウンドのメンバーで構成されているチームになっています。
特徴としては、大型DX案件に偏重しない、民間医薬品や医療機器業界から公共政策に係る領域まで多様なクライアントニーズに、産業も跨いで応えられることが大きな特徴になります。
Health & Life Sciencesセクター(以下、HLS)に所属した際のキャリア形成や、積むことのできる経験について、教えてください。
多様なバックグラウンドの人材が在籍しているということは、裏返すとコンサルタントとして成長させられる育成ノウハウが蓄積されており、また転職者からすると、職種転換を経験した先輩が多くいるということでもあります。また、他社と比較して広いカバー範囲で業務提供をしているため、クライアントのより広い期待に応えられることはコンサルタント経験者からしても、目的としてDX一辺倒になりがちな風潮において、よりクライアントの業務や領域における高いスキルや知見を得られる機会が圧倒的に多いと思っています。われわれ、マネージャーまではさまざまなプロジェクトに関与しながらスキルや見識を磨き、シニアマネージャーにチャレンジする段階でキャリアの方向性を決めてもらっています。特定領域におけるプロフェッショナルを目指すのか、特定クライアントを担当するかです。大規模DX案件がないと昇進できないということもなく、バランスよく成長していきたいと考えています。
HLSに興味を持っている候補者に、メッセージがあればお願いします。
コンサルタントは、いざプロジェクトにアサインされると、目の前の仕事に全力で取り組みます。そしてプロジェクトアサインを重ねるごとにその状態が続きます。それはそれで成長には重要なのですが、その先に目指す世界観や成し遂げたい未来があるか?によって、モチベーションや成長速度が大きく変わると日々痛感しています。素直に高い情熱で諦めることなく打ち込める方にとっては非常に魅力的な環境であると思いますので、ぜひお待ちしています。
本日はありがとうございました。
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